接客業の情報>雑談からお客様と信頼関係を築くコツ

１年ほど前、ガソリンスタンドで給油をしている時のこと。
３０代前半の店員さんと、６０代半ばのお客様との会話のやり取りを、何気なく聞いていました。
その６０代半ばのお客様が「１５年程前自分の息子がこのガソリンスタンドでアルバイトをしていた」
と店員さんに話をしていました。
あきらかにその店員さんに分かるはずもないのでしょうが、嫌な顔一つもせずに
息子さんの名前を尋ねたり「その当時、先輩がこのスタンドの配属だったから聞いてみます」
など受け答えをしていました。
すると、お客様はものすごく嬉しそうな表情をして、
二人の会話は盛り上がっていき、お客様はどんどん店員さんに心を開いている様子が見てとれました。

その後、お客様は点検ブースに車を入れ点検と洗車を依頼していたのです。
店員さんは、営業トークも何もしておらず、ただお客様と雑談をしているだけなのに‥。
きっと、お客様は「この人なら話を聞いてくれる」と感じたんでしょうね。
その光景を見て、雑談の中でも信頼関係は築けるんだなあと思いました。

話をしている時間がもったいないからと、セールストークや決まった言葉しか伝えてないと
お客様に選んでもらえないんです。
お客様の話に耳を傾け親身になってお話をすることが信頼関係を築くコツです。